Fedora Core 2 インストールメモ(ThinkPad X31)
Last modified: 2004/11/04 11:07:33
IBM Directに一瞬、X31が復活。80GBに換装済みのモデルを、UltraBase + CD/DVDドライブつきで購入。ついでにメモリは2GB搭載。
AccessIBMボタン → BIOSのバージョンを確認
いきなりLinuxインストール…と思ったら、うっかりWindows XPを起動してしまったので、ついでに少し様子を見てみる。無線LANが死んでる?、と思ったら、ドライバが古いのが問題だったらしい。「ThinkPadソフトウェア導入支援」なるソフトウェアを起動すると、WindowsUpdateのごとく各種ドライバを更新してくれて解決。
WindowsはVMwareを仮想ディスクで使うことに決めていたので抹殺。ついでにリカバリ用パーティション、いわゆるHPA(Hidden Protected Area)もバックアップを取って削除したかったのだけど、BIOSで「Security → PredestopArea → Disabled」にしてもpartimageからは見えず。どうやら専用DOSツール(PredesktopAreaから工場出荷に戻す途中でF3押してfw...exeってやつ)じゃないと見えないらしい。どうせディスクはでかいので、HPAは放置決定。
インストーラで使わされるDiskDruidは、勝手にパーティションの順序を入れ換えたりして腹立たしいので、先にSystemRescueCDで起動して、手動でfdiskする。いずれFedora Core 3を入れるために、/ と /boot は2重化しておく。
hda1 /boot ext3 200MB hda2 /alt-boot NONE 200MB hda3 /home ext3 20000MB hda4 extended hda5 / ext3 15000MB hda6 /alt-root NONE 15000MB hda7 /opt ext3 20000MB hda8 swap swap 2000MB
/alt-boot と /alt-root はFedora Core 3で使う予定のパーティションなのでFC2からはmountしない。/opt はVMwareの仮想ディスク置場のつもり。また、HPAが残っているので、fdiskで「使える範囲」として表示されるジオメトリ情報(シリンダ数)目一杯まで使うと、HPAを壊してしまうと思われる(まぁ壊してもいいんだけども、せっかくだから残してみよう)。よって一番最初、まだHDDのパーティションが出荷状態のままのときにfdiskがCドライブとして表示するパーティション(hda1)の最後のシリンダ番号を覚えておいて、上記のhda8の最後のシリンダ番号がそれと一致するようにする。
あとはだいたいいつも通りだけれど…。
キーボードは日本語配列のものを買ったけど(半角/全角をEscとして使いたいので)、配列はもちろん英語配列(us-english)を選ぶ。
モニタ → Generic LCD 1024x768
パッケージ → カスタム(全部入り、にするため。不要なdaemonやpackageは後から手動で始末する)。
GRUBのラベルは「Fedora Core 2」にする。
eth0の設定:前回(RedHat-7.2)は起動時アクティブ、DHCP、固定IPを全て空欄のままで設定して、必要に応じてifconfigなりdhcpcdなりで使う、とやっていたのに、FC2は全て空欄では設定させてくれない。仕方ないので取り敢えずDHCPにしておく。
ファイアウォール → アリ + ssh + 123:udp
パッケージ選択 → 全て
CD4枚を入れ換えながら、トラブルなく終了。reboot。
rebootしたら、まだ最後の設定が…。
Xの表示 → 1024x768 + 数百万の色(なんだそれ…)
サウンドカード → 自動設定でok
いよいよ login: まで来たぞ…と思ったら強制的にXDM。凸(-_-#
/etc/sysconfig/i18n → eucJP(2箇所)
/etc/man.config → PAGER /usr/bin/lv
/etc/inittab → id:3:initdefault: (これでconsole loginできる)
keymap → consoleのキーマップで、せめてCapsをCtrlにするくらいはやる。
/lib/kbd/keymaps/i386/qwerty/no-caps.map keycode 58 = Control /etc/sysconfig/keyboard KEYTABLE="defkeymap no-caps"
これでrebootするか loadkeys defkeymap no-caps とやればok。ただし、Xの設定は別口でやる(後述)。
iiimをximに → im-switch -m xim(これでkinput2になる)
yumを使う → /etc/yum.confの [base] と [updates-released] をftp.lab.kdd.co.jpに変更。
yum check-update → 更新パッケージを確認。
yum update → 更新の実施。
yum update PackageName → 特定パッケージだけを更新。wild cardは apache\* とか。
proxyを使う場合は↓とやる。
env HTTP_PROXY='http://your.proxy.server:8080/' yum update
kinput2の接続先をFreeWnnに → /etc/X11/xinit/xinitrc.d/xinput。RH9までは「libcannaをlinkしていればcannaにつなぐ」だったが、FC2では「cannaserverが生きているか」をチェックするようになっている。ということで、
# service canna stop # chkconfig canna off
suspend → ACPI経由だとsuspendできない。しかるべくセットアップすればsoftware suspend(hibernationのことらしい)は使えるらしいが、今まで代々使ってきたThinkPadでもsuspendのみ(hibernationは使わない)だったので、kernel parameterでAPMに制限すれば解決。/boot/grub/grub.conf の kernel 行の末尾に acpi=off apm=on と書いてreboot。
xmodmap → /etc/X11/xorg.conf でXkbOptionを入れても、gnome2が上書きしてしまうのか、CapsがCtrlにならない。~/.Xmodmapを作っても、ご丁寧に「そんなものは読み込まない」といった内容のメッセージがgnome起動時に出る。
[個人設定]→[キーボード]→[レイアウトオプション]でCapsをCtrlに。残りのキー(半角/全角をEsc、とか)は ~/.Xmodmap に書いておいて、~/.Xmodmap.sh を作る。
#!/bin/sh xmodmap ~/.Xmodmap
これを[個人設定]→[セッション]→[自動起動]で登録しておけばok。
kinput2で「nn」を「ん」にする → /usr/X11R6/lib/X11/ccdef/rule.hiragana.egg
metacity → gnome2ではsawfishではなくmetacityが推奨wm、ということらしい(?)。gconftool-2でsawfishに変えられるらしいが、不安定なことも多いらしい。使いたいcustomizeのほとんどはできそうなので、metacityでいいことにする(マウスカーソルを動かせると良かったのだけど…)。
[個人設定]→[キーボード・ショートカット]でアレコレ設定。ワークスペースの数はgconf-editorで/app/metacity/general/num_workspacesをいじる。
内蔵無線LAN → ここを参考に設定。
まずkernel sourceを取ってくる。FC2インストール時とは名前が変わっているので注意。
# yum install kernel-sourcecode
sourceforgeからmadwifiを取ってきてmake
cvs -z3 -d:pserver:anonymous@cvs.sourceforge.net:/cvsroot/madwifi co madwifi # cp /boot/config-{kernelバージョン} /usr/src/linux-{kernelバージョン}/.config vi madwifi/hal/ah.h CTRY_DEFAULT = 0x188 cd madwifi make # make install # modprobe -a ath_pci
/etc/modules.conf に alias ath0 ath_pci を書く。[システム設定]→[ネットワーク]に行って設定する。16進数WEPは0xで始めること。
acroread → Adobeから5.x/linux-509.tar.gzと5.x/jpnfont.tar.gzと4.x/jpnfont.tar.gzを取得。
5.xの2つは普通に./INSTALL。4.xは足りないfontを追加するためのもの。5.xを/usr/local/Acrobat5にインストールしたとすると…。
tar -xzf jpnfont-4.tar.gz; cd JPNKIT; tar -xf LANGJPN.TAR cd CIDFont # cp HeiseiKakuGo-W5-Acro /usr/local/Acrobat5/Resource/Font/
VMware → 4.5.2-8848 を rpm -ivh。Windows/Officeインストール時のみUltraBaseを接続。プリンタをparallel経由で使うかもしれないので、RH9のときの経験から、以下を実施。
lpグループに自分を追加 && reboot # service cups stop # chkconfig cups off # modprobe -r lp
X22でVMwareを使っていたときの経験から、/etc/sysconfig/apm-scripts/apmscript のsuspendの先頭に以下を追加する。
/sbin/lsmod | grep -q vmmon && /etc/init.d/vmware stop
X22 + RH7.2では発生しなかったのだが、Bridged networkが動かなかった。ethernet deviceをpromiscuous modeに設定する必要があるためで、WorkstationManualJA.pdfのp.258 「Linuxホスト上でプロミスキャスモードを使用して仮想イーサネットアダプタを使用」を参照し、以下を実施して解決。
# chmod a+rw /dev/vmnet0
なお、UltraBase使用時にCD-ROMを抜く場合はいきなりejectボタンを押してはいけない(VMwareがGuestOSを強制終了させてしまう)。必ずマイコンピュータからsoftware的にejectする。
mplayer → 本家からrpmを取ってきて入れる。GUI版はgmplayer。mplayerplug-inを追加すると、browserの中で再生できるようになる。browserで認証していないとアクセスできない場合などにも有効。なお、firefoxを使っている場合は、そのディレクトリ(/usr/local/firefoxとする)から実体へsymlinkを張る。
cd /usr/local/firefox/plugins # ln -s /usr/lib/mozilla/plugins/mplayerplug-in.so .
以下、AirH(AH-N401C)/dserver + diclookup-mule/tamagoと続く予定。