クラスファイル変換によるJavaプログラムの実行制御

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概要

関数呼び出しやループなど,プログラムの制御がジャンプするときに,
あるカウンタ(タイムスタンプ)をインクリメントすると,ソースコ
ードの行番号とタイムスタンプの値の組によってプログラム実行系列
における1点(プログラム実行点)を識別可能になる.これはデ
バッグなどにおけるプログラムの実行制御に応用できる.
この仕組みをJavaプログラムに対して実装した.コン
パイル済みのクラスファイルを変換し,制御をジャンプさせるバイ
トコードの直前にタイムスタンプを更新するバイトコードを挿入す
ることで実現している.本論文ではこのプログラム実行点の
応用について述べ,実装に関する詳細と,付加コードによる
オーバヘッドの計測の結果について述べる.

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