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概要 検索エンジンによる結果提示は、検索にヒットしたページの (1)タイトル、(2)URL、(3)文字ベースのスニペット からなる。 ユーザは各ページが自分の所望の情報を含むかを、 これらの情報に基づいて判断し、クリックするかどうかを決める。 文字ベースのスニペットは ページ本来の見た目とは異なるため 実際にそのページを表示すると想定したものではなかった ということも多い。 仮に目的のページだったとしてもそのページのどこに 「本当に欲しい情報」が記述されているかは分からない。 本研究では、SERPにおけるスニペットとして、 予めブラウザでレンダリングした結果を提示するVisual Patchを提案する。 この視覚的コンテキストに基づくスニペットは ページ全体サムネイルではなく、 検索キーワード付近を等倍でレンダリングした上で トリミングされるので、キーワード周辺のvisualな配置や 具体的な文章を確認することができるので、 ユーザに「答えを含むかもしれないページ」ではなく 「答えかそうでないかを判断できる情報」を示せる。 この仕組みを実装し、ユーザによる定性的な評価を実施した。